自宅サーバは定期的に掃除すべきだという話


私事ながら、5 年前に衝動買いした建売を売って住み替えすることにした。さすがに注文住宅を衝動買いするのは無理なこと、加えて建売の残債が出るので一旦仮住まいすることになり、先日仮住まい先に無事転居した。

転居の際にこのブログを運用する自宅サーバ群も当然移転する (一部を除き、基本的に自宅サーバで運用している) ことになった。いい機会なのでカーネルのアップデートと筐体内部の掃除をすることにしたわけだが……

結論からいうとやばいことになっていた……

自宅サーバは以下 3 台から構成されている。

自宅サーバ群

左からデータベースサーバ、KVM ホスト、ゲートウェイサーバになる。

さて、肝心の掃除だが、まずこちら、自宅サーバ群の中でもゲートウェイサーバの中身。

ゲートウェイサーバ内部

よく冷えると評判だった Silverstone TEMJIN SST-TJ08B-E ベースの Core i5 2600S + SSD マシンだが、フィルタのおかげで内部のほこりは大したことがなかったものの、蜘蛛の巣が張っているという……

一番の問題は、かつて静音ケースで評判だった Antec Solo。データベースサーバとして稼働しており、Core2 Quad Q9450 と同等の Xeon X3350 で稼働し、今は亡き 3ware 9650SE-4LPML で RAID10 とバックアップディスクの計 4 本を積むマシンだが、ケース前面横の吸気スリットがホコリで完全に塞がれていたという……

各マシンとも Zabbix で CPU 温度を監視しているが、このマシンは常時 70 ℃くらいになって心配していた。それがホコリを完全に掃除した結果

DB機CPU温度

10 ℃以上下がっていた。右端はほぼ CPU を使い切るほどの負荷がかかるタイミングなので仕方ないにしても、アイドリング時の温度が目に見えて下がっているが、これは間違いなく清掃した結果だと思う。

今回はリビングに置かれていたせいもあるが、全体的に油っぽいホコリだったように思える。サーバルームに置いていれば基本的にホコリが少ない環境なのであまり意識する必要がないと思うが、生活スペースに置かれる自宅サーバについてはある程度ホコリの清掃を考えておく必要があると痛感する引越だった。