9月 052014
 

4 月 30 日の Facebook f8 2014 で導入されたパーミッションの Facebook レビューだが、なんだかんだとあまり情報が出てこない。それぞれのノウハウということで門外不出になっているのか、単にレビューに通らないのか……

そんな中、公私ともにある程度レビューが通るようになってきたので、公開できる範囲でアウトラインを紹介してみたいと思う。

facebook_review_granted

いくつかのブログで「一番通りづらいのは publish_actions」と書かれているのをみたが、manager_notificationread_mailbox, read_stream のような、f8 2014 以降は Facebook アプリが存在しないプラットフォームに Facebook クライアントを作成するためだけに提供されている特殊なパーミッションを除き、一番通りづらいのは user_* だと思う。

実際にやってみると、publish_actions は Facebook のガイドラインを遵守すればほぼ 100% 通る。Facebook ページ管理ツールではなくエンドユーザにシェアさせるために publish_actions を取得する場合、重要なチェックポイントだけ挙げておくと、

  • ログインとシェアのタイミングがずれている場合、ログイン時点で publish_actions を要求していないか?
  • ユーザコメントの扱いおよびコメント欄の仕様が Platform Policies を満たしているか?
  • その他、Platform Policies や Guildelines を満たしているか?

こんな感じだろうか。Facebook ページ管理ツールの投稿機能の場合、上記のいくつかが不適用になる分イージーになるだろう。

これに対して user_* は、そのパーミッションを取得することで利用可能な機能を使ってもユーザエクスペリエンスが十分向上しないと Facebook が判断すると却下される。この Facebook 基準が割と厳しく、それこそユーザ DB を自前で持たず、Facebook Login と Graph API のみでまかなうような実装でない限り通らない。

そう考えると、ガイドラインを遵守すれば確実に取得できる publish_actions が一番楽にレビューに通るというのが分かると思う。

とはいえ、実際のレビュー申請は相当面倒くさい。なんといっても、パーミッションごとに

  • そのパーミッションを取得することによってどのようにユーザエクスペリエンスが向上するか
  • Facebook 側が再現するための環境と再現手順。

を書く必要がある。

notes_for_permissons

言うまでもなくここは英語で書く必要があり、日本語で書くと「英語で分かりやすく書けヴォケ」くらいのコメントが返ってくる。英語というと腰が引けるが、実際にはある程度ブロークンな英語でも分かりやすければ問題ない。ただし Google 翻訳、お前はだめだ。

さらに面倒なことに、スクリーンショットを最低 4 枚添付する必要がある。ここに添付するのはあくまでもパーミッションごとの説明を補完するためのスクリーンショットで、サイト全体のスクリーンショットではない。大学時代、試験で全く答案が書けなくて言い訳を書いたりしたことがあるかも知れない。学生時代に定期試験の採点をしたことがあるが、300 枚以上答案があると時間の無駄なので、言い訳なんて読まずに 0 点をつけたりした覚えがある。サイト全体の漠然としたスクリーンショットはまさにそういう位置づけだろう。

話がそれたが、ここに貼るスクリーンショットは適宜説明文を書いておくといい感じになる。多少英語がおかしくても、そういう手間を惜しまなければ全然問題なく審査には通過する。私の場合でいうと、ナチュラルに左右を間違えた Notes とスクリーンショットを添付していても通ったから間違いない。スクリーンショットを見たレビューチームからすると、左右も分からないかわいそうな子扱いされていそうだが……

公式ドキュメント上では、申請後 7 営業日で結果が返ってくるとある。だが、実際は日本時間で月曜〜金曜の夜 21 時くらいまでに出すと、だいたいは次の日の朝までに結果が返ってくる。個人的な感覚だと夕方に出してその日中に結果が返ってくるとだいたいは却下、朝に結果が返ってくると通過か通過に近い却下となる。

こうして一発で通過すればいいのだが、ある程度定型化されるまでだいたいは却下される。

facebook_review_unapproved

この場合に重要なのは、

  • 返ってきたフィードバックをチェックし、問題があれば解決するなり再現手順を修正すること。手順漏れで正しく再現できていないケースも多い。
  • フィードバックに対するこちら側の回答を Notes のどこかに書いておくこと。スクリーンショットを追加して説明すると分かりやすくてよい。
  • 「ユーザエクスペリエンスがそんなに向上しない」と言われたら諦める勇気も必要。

おそらく同一チームまたは同一人物が再レビューをするので、その担当者との会話のキャッチボールが成立することが重要だと思う。ここで気をつけないといけないのは、上記を全くやらないとそのうち申請に制限がかかるということ。それを防ぐためにも会話のキャッチボールは重要となる。

Notes に何を書くかはともかく、上記を守ればだいたい審査は出せると思う。これを読んで無事に通った諸兄は、メールや Twitter のダイレクトメッセージ、Facebook Messenger を通じて「こういうケースでこう申請したら通ったよ!」とこっそり共有してもらえばうれしい。


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