udev-180以降ではカーネルでCONFIG_DEVTMPFS=yが必要な件


 何も考えずにKVMを検証している自分のデスクトップ環境の udev を 180 系列に上げてリブートしたところ、/dev/kvm が見えなくなった。よくよく調べてみると、/dev/sd* なども見つからない。とりあえず udev が原因だとは分かっていたので 171 に落として運用していた。

 Gentoo Linux の場合、こういったハマり所は emerge 完了時のメッセージで表示されることがある。今回はそれを見落としていたのだが、udev-182 needs CONFIG_ DEVTMPFS in kernel | MyGNU.de を読んでようやく気づいた。

 カーネルをコンパイルする際に、[Device Drivers] – [Generic Driver Options] にある [Maintain a devtmpfs filesystem to mount at /dev] にチェックをつけておく必要がある。

Maintain a devtmpfs filesystem to mount at /dev

 これでカーネルを再コンパイルしてリブートしてみると問題なく /dev/kvm ほか必要なデバイスファイルが正しく読み込まれていた。udev が原因というのは問題に遭遇したタイミングで気づいていたのだから、早めにここまで確認しておけばよかった。